- しょ
- I
しょ(接頭)動詞・形容詞などに付いて, その意味を強めるのに用いる。II
「~びく」「~むずかしい」
しょ【所】助数詞。(1)場所を数えるのに用いる。「西国三十三~」「六~遠流」
(2)神や貴人を数えるのに用いる。III「姫宮一~/平家 6」
しょ【暑】(1)暑さ。 夏の暑さ。「~を避ける」
(2)暑い季節。 また, 夏の土用の一八日間。IVしょ【書】(1)文字を書くこと。 また, 書き方, 書いた文字。「定家の~」「~を習う」
(2)文字を素材とした造形芸術。「~の展覧会」
(3)書き記したもの。 書物。 文書。「万巻の~を読破する」
(4)手紙。「~を呈す」
(5)「書経(シヨキヨウ)」の略。~は以(モツ)て姓名(セイメイ)を記(キ)するに足(タ)るのみ〔史記(項羽本紀)〕書は自分の名を記すことができれば十分で, 深く学ぶ必要はない。〔項羽に対して叔父が言った言葉。 学問よりも兵法を学ぶほうが天下を取る早道だという意〕~を校(コウ)するは塵(チリ)を掃(ハラ)うが如(ゴト)し〔夢渓筆談〕塵がはらい尽くせないように, 書物は, 何度校合しても誤脱があって完全ということがない。~を信(シン)ずれば則(スナワ)ち書なきに如(シ)かず⇒ ことごとく書を信ずれば則ち書なきに如かず(「ことごとく」の句項目)Vしょ【杵】「金剛(コンゴウ)杵」に同じ。VIしょ【疏】⇒ そ(疏)VIIしょ【緒】物事の初め。 いとぐち。 ちょ。~に就(ツ)・く〔詩経(大雅・常武)〕物事の見通しがついて, 事を始める。 着手する。 緒(チヨ)に就く。VIIIしょ【署】(1)役所。 特に, 警察署。(2)書き記すこと。 名前を記すこと。IX「其の官の~を取るに各一行を書きて/今昔 7」
しょ【諸】接頭語的に用いて, いろいろの, いくつかの, 多くのの意を表す。「~外国」「~問題」「~経費」「~先輩」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.